板金加工の図面について解説!設計者の方必見!

板金加工の図面とは

仕様の伝達:図面は、設計者から加工者への主要なコミュニケーションツールとして機能し、部品の寸法、形状、材料の種類などを詳細に示します。

精度と公差の指定:図面には公差と許容範囲が記載されており、これにより加工者は要求される精度を理解し、適切に対応することができます。

製造プロセスの指南:図面は、加工方法や工程順序など、製造プロセスの基本的な指南となります。これにより、加工者はどのように作業を進めるべきかを理解することができます。

設計と製造の調整:図面は設計者と加工者の間でのコミュニケーションを促進し、必要に応じて打ち合わせを行い、認識を合わせるための基盤となります。

品質保証:図面に従って製造することで、製品の品質と寸法精度が保証され、期待される性能が達成されることが確実になります。

ドキュメンテーション:図面は製品のドキュメンテーションとしても機能し、後で参照するために必要な技術情報を提供します。

板金部品の製作工程を紹介

構想設計:設計の初期段階で、必要な機能と達成するための基本的な形状を考えます。この段階では、ラフスケッチを作成し、関係者とアイデアを共有します。

詳細設計:CADツールを使用して3Dモデルを作成し、材質や板厚を決定します。このモデルは後に図面に変換され、加工の指南となります。

発注と打ち合わせ:図面を基に設計者と加工者が打ち合わせを行い、加工可能かどうか、コストと納期に関する調整を行います。この段階で公差や形状の変更要求が出されることもあります。

加工:全ての条件がクリアになったら、加工作業が開始されます。レーザー加工機、プレスブレーキ、溶接設備などが使用されます。

検査:加工された部品が図面通りに仕上がっているかを検査します。複雑な形状の部品については3次元測定器を使用して測定することもあります。

納品:検査結果が良好で、公差内であれば良品として納品します。これにより、設計から製造までのフローが完了します。

板金部品の図面をする上で留意する点

JISルールの遵守:日本産業規格(JIS)に基づく図面のルールを理解し、遵守することは基本的で重要です。

表題欄の作成:部品番号、材質、板厚などの基本情報を明記することで、加工者に明確な指示を提供します。

寸法基準の指示:部品の基準となる点や面を明示し、他の寸法指示がこの基準に従っていることを確認します。

寸法の集約:正面図に寸法をできるだけ集約することで、図面の読みやすさと理解を向上させます。

ばりに対する処置:ばり処理の要否や許容するばりの高さを明記し、加工者に適切な指示を提供します。

実現可能な公差設定:無理な公差設定は避け、加工可能な公差範囲内で設計を行います。曲げ元のふくらみの考慮:曲げ時のふくらみを考慮し、設計を調整することで、不必要な問題を防ぎます。

曲げ内Rの指示:荷重がかかる場合は、曲げの内側にRを設定し、応力集中を避けます。適切な曲げ高さの確保:曲げの高さが低すぎないようにし、適切な加工を可能にします。